関西でもっとも南に位置し、温暖な気候と豊かな自然に恵まれた和歌山県。観光地としてもおすすめの和歌山県ですが、海と山に囲まれた土地の利を生かして生産・水揚げされる特産品の宝庫でもあります。

フルーツ、野菜、水産物、畜産物そのものはもちろん、和歌山産の原材料を使ったさまざまな加工品が生産されている和歌山県には信頼できる和歌山ブランドもたくさんあります。
今回は旬のおいしさを楽しめる、プレゼントにもぴったりの和歌山の特産品をご紹介します!

和歌山の農産物

和歌山県の気候風土は、四季折々のさまざまな農産物を育てるのに適しています。

「みかん」を始めとし生産量が日本一の「梅」「柿」「はっさく」「いちじく」「バレンシアオレンジ」「じゃばら」をはじめ、日本有数の生産量を誇る「桃」「キウイフルーツ」「不知火(しらぬひ)」など、果樹王国と呼ぶにふさわしい和歌山県自慢の特産品を見ていきましょう。


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みかんなどの柑橘類

清見オレンジ、はっさく、じゃばらなどビタミンCをたっぷり含むさわやかな柑橘類の生産が盛んに行われている和歌山県。その中でも最初に思い浮かぶのが「みかん」です。

愛媛県や静岡県なども生産地として有名ですが、和歌山はみかんの生産量日本一を誇ります。冬になると毎年スーパーで有田みかんを見かけますが、実は有田みかんだけで全国シェアの9%を占めています。

みかん王国の和歌山では毎年10月から2月にかけてみかんの出荷が行われますが、その中でも10月に出荷される「ゆら早生」と、11月に出荷される「田口早生」は和歌山県で生まれた品種です。
ジューシーで甘みの強い「ゆら早生」と、じょうのう膜が薄く食べやすい「田口早生」はどちらも人気品種です。

みかんとともに全国シェア一位を誇るのが和歌山の梅です。青梅のまま出荷されるのはもちろん、梅干しや梅酒などに加工されて出荷されることも多い和歌山の梅。和歌山県日高郡みなべ町で生まれた「南高梅」は、ほとんどの方はご存じではないでしょうか。

全国シェアの実に58% を占める梅産地の和歌山では、南高梅以外にもさまざまな種類の梅が栽培されています。「青いダイヤ」の異名を持つ「古城(ごじろ)梅」、鮮やかな紫色の「パープルクイーン」、梅とすももから生まれた、赤い果肉が特徴の「露茜」、洋梨のような香りが楽しめる「翠香(すいこう)」など希少なものも。梅干し、梅酒、梅シロップ、梅ジャムなど梅の品種に適した加工品が生産され、全国に出荷されています。

秋が来ると全国のスーパーに並ぶ大きく鮮やかな柿も、産地に注目してみると実は和歌山産かもしれません。和歌山は柿の生産も全国シェア20%を占め、日本一なんです!
「かーかーかーきーきーきー」のフレーズの「和歌山のたねなし柿」のユニークなテレビCMを覚えている方も多いのではないでしょうか。

和歌山の中でも夜と昼の気温差が激しい紀北地域で作られる柿は、甘みが強くなめらかな口当たりが特徴。その名の通り種がないので食べやすく、生食はもちろん、干し柿やあんぽ柿、柿酢など加工品としても出荷されています。

ビタミンC、ビタミンA、ポリフェノールなど多くの栄養を含む和歌山のたねなし柿は、スーパーフードにも認定されています。秋には栄養たっぷりの和歌山の柿を食べて、冬に備えましょう。

辺り一面ピンク色の桃の花が咲き誇る様子から「桃源郷」と呼ばれる紀の川市桃山町内で栽培されているのがブランドの「あら川の桃」です。江戸時代から桃栽培が始まったとされるこの地域は、水はけの良い土壌と暖かな気候が桃栽培にぴったり。西日本では一位の生産量を誇ります。

和歌山の桃はやわらかい果実に強い甘みが特徴。果汁はたっぷりで食べごたえ抜群の桃です。デリケートな桃は和歌山から直接お取り寄せするのがおすすめ。季節になるとオンラインショップでも販売されています。

和歌山のフルーツは予約注文が多いので、旬の時期に注文をしようと思ったら、すでに予約でいっぱいだったということも…。
和歌山のフルーツを楽しみたい!という方は、1ヶ月前から予約しておくことをおすすめいたします!

その他

気候が良いのはもちろんですが、農家さんが地域を大切にしながら、栽培し流通させることに努力を惜しまなかったことが今日の果樹王国和歌山を形作っています。世界農業遺産の「みなべ・田辺の梅システム」、日本農業遺産の「有田みかんシステム」「下津蔵出しみかんシステム」などはその最たる例です。

和歌山の水産物

大地の恵みが豊富な和歌山ですが、海にも面しているので水産物もとても豊か。なんとも贅沢な地方ですよね。

和歌山で水揚げされる水産物は、春はシラス、マダイ、カツオなど。和歌山のシラスは水揚げされてすぐに加工されるため、ぷりぷりの食感が楽しめると評判です。

夏はキス、真鯵(マアジ)、アユなどが旬を迎えます。

秋になると太刀魚、カマス、クエ、カツオ、クジラなどが水揚げされます。有田市の箕島漁港は太刀魚の漁獲量が全国一位!脂ののったおいしい太刀魚は鮮魚で流通し、焼き魚や煮魚として食卓に並ぶほか、すり身にして揚げかまぼこの「ほねく」として加工品にも使われます。

冬になると伊勢海老、マグロなどお正月を彩るお魚が多く水揚げされます。和歌山では伊勢海老漁がとても盛んに行われており、漁獲量も全国上位。暖かい黒潮で育ち身のしまったぷりぷりの和歌山の伊勢海老は絶品です。

和歌山の水産加工品

漁港の多い和歌山では、水揚げされてすぐの魚介類を使った水産加工品も数多く生産されています。

釜揚げしらすにちりめんじゃこ、さんまや鯖、鯵などの干物、かつおのたたきなど、毎日のお食事にぴったりな海の幸が生産・出荷されています。

和歌山の畜産物

海あり山ありの和歌山では、実は畜産業も行われています。

和歌山のお肉といえば他県のブランド牛に引けを取らないほど良質な熊野牛が有名。美しい霜降りの入った柔らかなお肉は一度食べたら忘れられないおいしさです。
また、平成31年にデビューした「紀州和華牛」も忘れてはいけません。和歌山県内で製造されたみかんジュースや醤油等の副産物を飼料とした黒毛和牛で、「高たんぱく」「低カロリー」な赤身肉が特徴です。

また、自然に囲まれた和歌山県は鹿やイノシシなどのジビエの産地でもあります。和歌山で食肉加工されたジビエは「わかやまジビエ」と呼ばれています。
和歌山は全国に先駆けて、ジビエの肉質等級制度を導入しており、脂肪の厚みや肉のきめ細やかさ、光沢など、細かな項目にわたり審査しています。
また、処理の段階から徹底した衛生管理を行っており、「いつ、だれが捕獲したものか」まで、すべて把握できるようにされています。

和歌山の発酵食品

和歌山は発酵食品の生産も盛んに行われている土地。和食には欠かせないしょうゆをはじめ、金山寺味噌、日本酒、漬物などの生産が行われています。その中でも金山寺味噌の生産は歴史が深く、鎌倉時代には原型といえるものが作られていたのだとか。

「金山寺味噌」は江戸時代には既に和歌山名物として江戸で販売されていたというシロモノ!野菜と麹の優しい甘さの広がる“食べる味噌”は、現在も昔ながらの製法で作られています。

和歌山のお酒

自然豊かで水もおいしい和歌山では、おいしいお酒も数多く醸造されています。生産量の多い梅を使った梅酒はもちろん、日本酒やワイン、クラフトビールなども生産されています。おしゃれなパッケージのものも多くあり、プレゼントにもぴったりです。

特に梅酒は種類も豊富!梅酒は種類も豊富で、ウイスキーのような深い味わいの梅酒や、泡盛や日本酒で漬け込んだ梅酒など、梅酒の生産が盛んな和歌山だからこそできた特徴あるものものもあります。「和歌山梅酒」として、GI(地理的表示保護制度)に認定されました。
奥深い味わいの和歌山のお酒をぜひ楽しんでくださいね。

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味噌、醤油、調味料

久保紀州金山寺みそ 120g

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