ふるさと和歌山の“あれ”が食べたい!
早生みかん

井上 朋子

【JALふるさと応援隊:和歌山県田辺市出身】
日本航空の客室乗務員として、国内線および国際線に乗務しております。
私は高校卒業まで和歌山県で育ちました。和歌山県と言えば、「幼少期から親しんでいるアドベンチャーワールド」、「本州で最も早く海開きされ、長い期間海水浴を楽しむことができる白良浜のビーチ」、「ゆったりと入れる優しいお湯の温泉」など、たくさんの魅力に溢れています。加えて、美味しいものもたくさんあります!魚はもちろんのこと、果物も美味しく、いつも旬の果物を楽しんでいますが、特に和歌山のみかん、桃、柿はおすすめです。ふるさと応援隊の活動の一環で、紀の川市で地域の皆さまと一緒に桃の収穫体験も行ったこともあります。
お気に入りのスティ先はたくさんありますが、最近は地方各地でその土地の名物を楽しむことが楽しみです。先日は、高知県で初めてうつぼ料理をいただき、淡白ながらも濃厚な味わいで、とてもおいしかったです。ぜひまた訪れたいと思っています!

忘れられないみかんのエピソード

和歌山には様々な種類のみかんがありどれも美味しいです。有田みかんは皮が薄く甘みたっぷりで美味しいので、近くのスーパーなどで見つけるとついつい購入してしまいます。よくお取り寄せもしています。皮もいい香りがするので、乾かしてお風呂に入れたりバスタイムを楽しんだり、パンに入れてオレンジピールパンを作ったりします。

実際に食べた故郷の味

今回10日ぶりにみかんをいただきましたが、なんと言っても皮が薄く、非常に甘いミカンでした。その上、果肉もとてもジューシーで、まるでフレッシュジュースを飲んでいるようでした。和歌山のみかんはジューシーで、気がつくといくつも食べてしまっています。

和歌山県のみかんを紹介

生産量ランキングは、日本一はやはり和歌山県です。
和歌山県は、南側が太平洋に面し、温暖な気候が広がっています。この気候は、美味しい果物の生育に適しており、特にみかんで有名な有田地方はみかんのための気候といっても過言ではないほど栽培に適した場所です。

【ゆら早生(わせ)】
10月に収穫される極早生(ごくわせ)みかんの一種である「ゆら早生」
和歌山県日高郡由良町で見つかった品種で甘さと食感が特徴。ゆら早生は少々小ぶりで、皮には緑色が残る状態で出荷されますが、じょうのう膜がとても薄く、果実も濃厚で甘いためとろけるような食感が味わえます。流通するみかんの代表格で、たいへん人気のある品種です。

【田口早生】
有田郡吉備町(現有田川町)で見つかった「田口早生」
興津早生の枝変わりとして発見された品種で、酸味が少なく濃厚な甘さが特徴。
少し平べったい形の果実は、じょうのう膜も柔らかく、果汁もたっぷりのジューシーな味わいです。小さな子どもも食べやすいです。

【YN-26】
2012年に品種登録された「YN-26」
期待されている和歌山県オリジナル品種。極早生みかんに分類され、9月の早い時期に収穫されます。青みがかった皮と小ぶりな姿から「酸っぱいかな?」と思われがちですが、意外にも糖度は高め。じょうのう膜は薄く、しっとりとした味わいが楽しめる極早生みかんのおすすめ品種です。

【きゅうき】
2014年に新たに品種登録された和歌山県オリジナル品種で、徐々に栽培面積が広がっているのが「きゅうき」。
みかんを食べていると、皮と果実が離れた状態のものに出くわすことがありますが、この状態は「浮皮」と呼ばれ、個体に問題はないものの、輸送や保存が難しくなるというデメリットがあります。和歌山県では、浮皮の少ない新しい品種を模索する取り組みが行われた結果、有望な候補として「きゅうき」が選抜されました。「きゅうき」は中生(なかて)みかんでありながら、じょうのう膜が薄く、早生みかんのような食味が特徴です。これからますます注目を集めそうな品種です。

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コラボプロジェクト
について

和歌山県は、「JALふるさとプロジェクト」との連携により、県産品の
魅力発信に取り組んでいます。

『JALふるさと応援隊とは』
全国各地域の活性化をきめ細やかに応援するため、社内公募により選ばれた客室乗務員が、ゆかりのある47都道府県でイベントへの参加や地域産品のPRなどを通じて地域の魅力を発信し、地域を応援する活動を行っています。