ふるさと和歌山の“あれ”が食べたい!
梅編
野島美希
【JALふるさと応援隊:和歌山県新宮市出身】
日本航空の先任客室乗務員として、国内線および国際線に乗務しております。
和歌山県立新宮高校を卒業後、大学進学のため上京するまで住んでおりました。
熊野古道は私にとって子供の頃から身近な散策スポットで、帰省した際には、熊野の山々を訪れてリフレッシュしております。ふるさと応援隊の活動として、デパートでのイベントに参加し、和歌山県産品のPRのお手伝いをさせていただいたことがありますが、お客さまに和歌山の食の魅力をお伝えするだけでなく、私自身も活動を通じて、地元の新たな魅力に気付くことができました。
お気に入りのステイ先は、もちろん故郷である和歌山県南紀白浜、海外ではフランスのパリです。現在は乗務時に南紀白浜に滞在する機会はありませんが、美しい海を見ながらの露天風呂で疲れを癒したり、とれとれ市場のまぐろ料理に舌鼓を打ち、また都会とは一味違う人情や温かさを感じることもできます。
パリでは美術館や作家の生まれた街を巡り、素敵な絵画に出会うことで、知見を広めています。
梅のエピソード
梅は大好きで、疲労回復のためにも梅干しは毎日のごはんのお供に欠かせない存在です。梅の酸味と塩味が絶妙なバランスで調和しているしそ梅が、特にお気に入りです。「梅グラッセ」も和歌山県に帰省するたびに購入し、贈り物にしています。
実際に食べた故郷の味
tomato-umeは、以前TVで絶賛されているのを見て、気になっていた商品です。
実際にいただき、まろやかでほんのりトマト優糖星の味もして、デザート系梅の中でも非常に美味しいと感動しました。機内では、中国、台湾、韓国人のお客さまを中心に梅酒が人気ですが、そんな梅酒好きのお客さまにオススメしたい一品だと思います。
梅のドライフルーツは珍しく、甘酸っぱくとても美味しくいただきました。他にはない商品でおすすめです。仲間の乗務員に勧めたところ、ぜひ購入したいと言っていました。これからも積極的にご紹介したいと思います。
和歌山県の梅を紹介
梅の生産量ランキング1位は和歌山です。
また生産量が日本一なだけではなく、梅の品種も豊富。品種によって食べ方や加工の仕方もさまざまです。
特に「和歌山梅酒」はGI指定を受けました。リキュールでは全国初の指定となります。
【南高(なんこう)】
みなべ町生まれの最高品種「南高」
皮が柔らかく果肉が厚く、とろけるような柔らかな実が特徴。
完熟前の青梅はシロップや梅酒に、薫り高い完熟梅の旬は6月から7月頃で、梅干しはもちろん、シロップ、梅酒などにも適しています。
【古城(ごじろ)】
青いダイヤモンドと呼ばれる「古城梅」
鮮やかな緑色の大きな梅で、南高梅に比べるとしっかりとした固い実が特徴。
古城梅も和歌山で生まれた品種ですが、生産者の数が多くないためとても珍しい品種として知られています。
シロップや梅酒にすることで独特な風味が味わえます。
【ミスなでしこ】
田辺市の三栖(みす)で誕生した「ミスなでしこ」
まるでぶどうのような深い紫色の果実が特徴。
田辺市内でも一部の農家さんしか栽培を手掛けておらず、非常に希少な梅となっています。
【パープルクイーン】
幻の梅「パープルクイーン」
赤紫色の果皮を持ち、南高梅に比べると小粒なのが特徴。
こちらもほとんど市場に出回らないことから幻の梅とも呼ばれています。
【露茜(つゆあかね)】
梅とスモモを掛け合わせてできた「露茜」。
南高梅より酸味が少ないことが特徴。
スモモの特徴を受け継ぐ露茜は、独特の風味ときれいな赤色の果肉を持つ品種です。
シロップや梅酒にすると美しい赤色が楽しめます。
コラボプロジェクト
について
和歌山県は、「JALふるさとプロジェクト」との連携により、県産品の
魅力発信に取り組んでいます。
『JALふるさと応援隊とは』
全国各地域の活性化をきめ細やかに応援するため、社内公募により選ばれた客室乗務員が、ゆかりのある47都道府県でイベントへの参加や地域産品のPRなどを通じて地域の魅力を発信し、地域を応援する活動を行っています。