2024.01.12
和歌山の鏡餅 ~明けましておめでとうございます~
- イベント
- 季節のおたより
明けましておめでとうございます!
皆様はどんな新年を迎えられましたか?
お正月には欠かせない鏡餅。
全国各地、地域によって様々な習慣がありますね!
今日は、串柿と橙(だいだい)を使った和歌山県の鏡餅をご紹介します✨
鏡餅全体は三種の神器に見立てられ、鏡餅は鏡、串柿は剣、橙は勾玉とされています。
和歌山県かつらぎ町の四郷地区は串柿の里として知られ、400年以上前から串柿の産地として長い歴史と伝統を育んできました。柿色の玉すだれが連なる風景は晩秋の風物詩として親しまれ、11月にはたくさんの観光客が訪れます。なんと全国の正月用串柿の9割が出荷されています。
串柿は10個の柿を干して作られることが多く、左右の2個と中心の6個は「いつもニコ(2個)ニコ(2個)仲睦(6つ)まじく」と、家族の幸せを願う思いが込められています。
串柿は正月飾りとして作られていますが、串に刺さない干し柿である「あんぽ柿」は甘みが強くて柔らかく、和菓子のような感覚なので、ぜひ召し上がってくださいね!
また、和歌山県は橙の生産量も全国トップクラスです。橙は実が熟しても木から落ちにくいことから、「代々栄える」縁起物とされており、葉付きのまま収穫、飾られます。
橙がない場合、みかんなど他の柑橘で代用することもできますね!
皆さんの地域ではどんな鏡餅をお供えしましたか?
おいしいだけじゃない、健康にも良い和歌山の食材で、健やかな1年を過ごしましょう!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。