2023.06.15
【連載】果物でおいしく健康に♪ ~第1弾『桃』~
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このコーナーでは、和歌山県が誇る果物の栄養についてご紹介します。
第1弾は夏の果物の代表選手『桃』です。
みずみずしく甘い桃を食べて生活習慣病を予防しませんか。
お取り寄せはもちろん、ギフトやお中元にもどうぞ♪
◯桃の産地
和歌山県は、桃の生産量が全国第5位で西日本一の桃の産地です。
栽培には、砂れきを含んだ水はけの良い地質と温暖な気候が適しており、紀の川市やかつらぎ町で生産が盛んです。
収穫時期は6月中旬~8月中旬で、主力品種の「白鳳」は例年7月に出荷ピークを迎えます。
◯桃の栄養成分
桃には、ビタミンEやカリウム、ペクチン、皮の近くにはカテキン、種の近くにはアントシアニンなどが含まれています。
< ビタミンE >
抗酸化作用があり、LDLコレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化の予防や、過酸化脂質の生成を抑制し、老化やがんを予防します。また、細胞膜を構成しているたんぱく質や脂肪酸の酸化を防ぎ、細胞が壊れないように細胞膜の安定化に役立ちます。脂溶性ビタミンの1つです。
< カリウム >
体液の浸透圧を調節して一定に保つ働きがあり、高血圧予防に役立ちます。ナトリウムを身体の外に出しやすくする作用があり、塩分の摂り過ぎを調節する働きがあります。ミネラルの1つです。
< ペクチン >
血糖値の上昇抑制や血中コレステロール値の上昇抑制など、生活習慣病の予防に効果あり。また、腸内環境を改善することで便通を整えます。水溶性食物繊維の1つです。
< カテキン >
抗酸化作用や血圧・血中コレステロール値・血糖値の上昇抑制作用があり、生活習慣病予防に役立ちます。また、抗菌・抗虫歯といった作用も。ポリフェノールの1つです。
< アントシアニン >
強い抗酸化作用があり、ビタミンCやビタミンE、カテキンとの相乗効果で、動脈硬化や老化、がんを予防します。また、眼の毛細血管を強化して血流を改善することで、酸素や栄養成分を送り、眼のピントを調節する毛様体の働きを良くして疲れ目を回復させる効果も。ポリフェノールの1つです。